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千葉テレビ放送株式会社様

地上デジタル開局と同時に固定受信向けデータ放送とワンセグデータ放送を開始

右から河野相談役、国武理事、秋山参事
右から河野相談役、国武理事、秋山参事

千葉テレビ放送(千葉市中央区)は、2006年4月に地上デジタル放送、地上デジタル ワンセグ放送と共に、各データ放送についても放送を始めた。データ放送コンテンツの制作については、メディアキャスト製データ放送制作ソリューションを採 用し、運用を開始している。そしてその年の夏には、第88回全国高等学校野球選手権千葉県大会のリアルタイム速報にも活用した。

データ放送について、地上デジタル放送開局までデジタル化推進室(現在は編成局に統合)で室長を務めてきた技術局の国武友範理事は次のように話した。

「地上デジタル放送への移行を見据え、3年ぐらい前からデータ放送に関してどういう放送形態が可能かを検討してきた。当初は、固定受信向け本線の地上デジ タル放送移行を終えてからワンセグを含むデータ放送にとりかかる予定でいた。しかしデジタル放送と通信部分の連動性といったデジタルならではの利便性や特 性を考慮したとき、データ放送やワンセグ放送も同時に開局した方がメリットが高いと判断した。最終的に決まったのは、2005年11月のInterBEE 終了後で、放送開始までわずか4ヶ月しかない状況だったが、なんとか放送を開始できてほっとしている。」

データ放送システム設備
データ放送システム設備

今回、千葉テレビが導入したデータ放送用制作システムは、テンプレート型コンテンツ更新システム「DDC-Cue」、BMLオーサリングツール「Foliage」、デジタルデータ放送用画像編集ツール「SceneCreator DD」、デジタルデータ放送用受信機動作検証システム「ShotMUX」、ワンセグデータ放送用BMLオーサリングツール「Foliage typeC」。そして開局用BMLコンテンツ制作と開局後の制作技術教育、更には運用技術支援もメディアキャストへ依頼した。

これらシステムの導入について河野健一相談役は次のように話した。

「制作システムについては、他社製システムも検討したり、他局のデータ放送トライアルの利用システムについても参考にしてきた。そのなかで、運用実績とコストパフォーマンスのバランスを考えて、メディアキャストのシステムを導入することにした。」

また、編成局編成部で参事を務める秋山武保氏は、開局までの経緯を次のように振り返った。

「開局までの限られた時間でシステムを導入し、わずか4ヶ月で運用可能な態勢に持っていくのはなかなか大変だった。12月に機材の検討と選択を行 い、2月に必要な機材を導入、3月初めに立ち合い検査を受け、4月の地上デジタル放送開局と同時に、データ放送とワンセグ放送も運用を開始した。短期間で 立ち上げる必要性から、データ放送コンテンツは必要最小限なものに限定し、メディアキャストの技術スタッフと綿密に調整し無事開局することができた。期間 中のさまざまな相談にも対応いただいたメディアキャストの技術陣には大変感謝している。」

千葉テレビの現在のデータ放送は、気象情報とニュース、県内イベント情報、暮らしの便利帳、地震情報が主な内容となっている。これに加えて2006年8月時は、第88回全国高等学校野球選手権千葉県大会の試合速報を特集として放送した。

 

データ放送運用端末
データ放送運用端末

現在の運用態勢は、ニュース関連コンテンツとそれ以外の情報コンテンツ部分に分けて行っている。ニュース関連部分については、報道局内の情報処理/ 放送用CG送出装置のスポーツコーダーを改修し、データ放送用にも対応させ、報道局でニュースの入力を行っている。県内イベント情報、暮らしの便利帳など 各種情報コンテンツについては、編成局が担当して、データの入力と変更作業を行っている。

BMLコンテンツ面では全体のメニュー項目や階層構造、画面レイアウトに関して、メ ディアキャストの制作スタッフからの視聴者側の使い勝手面などのアドバイスを受け ながら編成部で検討し、了承された仕様に基づいて、メディアキャストの制作スタッ フがコンテンツテンプレートのBML構築を行う形を採っている。

「データ放送は、局として初めての取り組みであることから、メディアキャストのアドバイスを受けながらメニュー項目や階層構造、画面レイアウトを決 定した。これまでのメディアキャストの実際の使い勝手面に対する提案は具体的で、このアドバイスを元により使いやすいコンテンツを構築できた。現在も編成 部で仕様検討し社内承認された番組テンプレートについて、メディアキャストへBML制作を依頼している。情報の登録、修正といった日常の作業については自 局にて行い、あらかじめ入力しておいたものをDDC-Cueを使用してスケジュールを組み、決められた日時に送出するようにしている。開局以降もBMLコ ンテンツ制作技術についてメディアキャストの教育サポートを受けることで、局内担当者のスキルアップも図っている段階で、今後、自社でBMLコンテンツ制 作についても行っていけるようにしていく方針である。」(秋山氏)

 

データ放送画面(トップ)
データ放送画面(トップ)

ワンセグ放送画面(トップ)
ワンセグ放送画面(トップ)

千葉テレビでは今後、この外部システムとの連携を活かしながら、千葉県や県内市町村と連携した非常災害時の広報支援をする災害時の情報コンテンツや、スポ ンサーの携帯サイトと連動したワンセグデータ放送コンテンツについても順次取り組んでいく予定であるという。また、コンテンツの方向性や利用形態が見え始 めていることから、今後はデータ放送向けのバナー広告に対する営業についても本格化させていく予定だ。現在は、データ放送の運用を始めたばかりという段階 であることから、すべてを局内のシステムで運用している。今後、ワンセグ携帯の普及などで、データ放送の需要が増えていくことも予想されることから、導入 時期は未定だが、最終的には1次リンクサーバなどの構築も検討していく。

 

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