デジタル放送やブロードメディア関連のリーディングカンパニー「メディアキャスト」

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2003年 プレスリリース

2003.5.20

株式会社メディアキャスト、デジタル・データ放送用コンテンツ制作向け高品質減色アルゴリズム「LACE」を独自開発

業界最高レベルの減色品質により、フルカラー画像と遜色ないデータ放送用画像生成が実現

株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区恵比寿1-5-8、電話: 03-5475-5126、代表取締役:杉本孝浩、資本金: 1,000万円、http://www.mcast.co.jp/)は、デジタル・データ放送用コンテンツ制作向けの高品質減色アルゴリズム「LACE(レース):Luminance Alpha Color-reduction Engine」を独自開発したと発表しました。 メディアキャストでは、今後同社のデータ放送用画像制作ソフトウェア製品「SceneCreator DD」及び「MIC-Lib」に、「LACE」を搭載する予定です。

双方向テレビ放送サービスを可能とするデジタル・データ放送のコンテンツ制作では、デジタル放送受信機が持つ画像表示特性(色数、 カラーパレット生成など)に対応した画像制作が必要です。一般的な写真やCGなどで使用される画像は、フルカラー画像と呼ばれ1670万色で表現されてい ますが、デジタル放送受信機のデータ放送画面で表示できる画像は社団法人電波産業会(ARIB)で規格化されており、色数は224色に限定され、その限ら れた色数のなかで共通固定色や事業者指定色など詳細に分類されております。データ放送コンテンツ制作では、フルカラー画像素材(1670万色)を、 ARIBにて規格化されたデータ放送用画像素材(224色)に品質を保持しながら減色処理する必要があります。更に、データ放送ではかなり限られた帯域で 番組を送信する必要があり、そのデータ量の削減が重要な要因となっています。

メディアキャストは、設立当初より減色処理技術に関する研究開発を続けており、今回、NHKをはじめ民放各局及び各番組制作会社の 協力のもとに、フルカラー画像(1670万色)と比較して全く遜色ないデータ放送用画像(224色)を生成できる、高品質減色アルゴリズム「LACE」を 開発したものです。LACEは、従来の減色アルゴリズムと比較して極めて高い品質向上が得られ、データ放送業界が求める最高レベルの減色品質と大幅なデー タ量削減を実現しています。

またLACEは、複数画像素材に対してカラーパレットを割り当てるなど、データ放送用コンテンツ制作フローにおける独特な減色処理の際に最も効果を発揮します。

LACEアルゴリズムにより、放送局やコンテンツ制作会社は高品質な画像を用いた番組コンテンツを容易に制作することが可能となります。

 


株式会社メディアキャストについて

株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区恵比寿1-5-8、電話: 03-5475-5126、代表取締役: 杉本孝浩、資本金: 1,000万円、http://www.mcast.co.jp/) は、デジタル・データ放送分野に特化した、ソフトウェア開発・販売、受託システム開発を行う独立系システム開発会社として、2003年1月に設立されまし た。メディアキャストは、グラフィックス、画像処理、BML(Broadcast Markup Language)など、デジタル・データ放送に求められる専門分野で、多くの経験と実績を有しています。2003年末に開始予定の、地上波デジタル・ データ放送本格的運用開始に向けて、お客様をはじめパートナーの皆様に、最高水準のサービスをご提供しています。

SceneCreator DD、Foliage、MIC-Lib、LACEは、株式会社メディアキャストの商標です。その他の登録商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。

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