デジタル放送やブロードメディア関連のリーディングカンパニー「メディアキャスト」

プレスルーム

2012年 プレスリリース

2012.6.28

ハートネットワーク、データ放送環境を刷新し スマートフォンアプリ連動で地域情報を配信開始

最新のスマートフォン対応出力プラグイン機能を採用
マルチスクリーン型放送サービスへの取り組みを積極推進

株式会社 ハートネットワーク(本社:愛媛県新居浜市、代表取締役 大橋弘明、以下 ハートネットワーク)は、平成24年4月1日よりコミュニティーチャンネルでのデータ放送をリニューアルしました。また、同時にデータ放送と連動した地域情報をスマートフォンに配信するサービスも開始する予定です。
新しいデータ放送は、メニューアイコンを放送画面にオーバーレイ表示するなど、視聴者の操作性を高める斬新な画面デザインや機能が特長で、イベント情報や行政情報、緊急情報等を提供します。
また、スマートフォン(iPhone、iPad、Android端末)に配信される情報は、GPS機能をはじめとするスマートフォン特有の機能を連動することが可能で、利用者の利便性がさらに向上します。

スマートフォンやタブレット端末が急速に普及するなか、コンテンツデータを一元管理して、複数のデバイスに対応させるマルチスクリーン化が注目されています。放送サービスにおいても、テレビ番組を視聴しながらスマートフォンやタブレット端末で関連コンテンツを利用するなどのマルチスクリーン型視聴スタイルを意識した番組作りや新しいビジネスモデルが模索されています。
ケーブル事業者においても同様で、独自収集した地域情報を、コミュニティーチャンネルのデータ放送で提供するだけでなく、今後はWiMAX /WiFi関連事業と関連してマルチスクリーンへの情報配信が求められています。

ハートネットワークでは、2007年よりASP型サービスを利用してデータ放送を開始し、地域情報を視聴者へ配信してきましたが、今後、多様化する視聴者ニーズに対応し、マルチスクリーン化と共にWiMAX/WiFi事業との連携を推進するためには、自由度が高く拡張性に富んだ設備を自社システムとして構築・運用することが必須と判断し、株式会社メディアキャスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役 杉本 孝浩、以下 メディアキャスト)製の「DataCaster M3 (データキャスター エムスリー)」を新規導入しました。
「DataCaster M3」の選定に当たっては、ケーブルデータ放送では多くの実績とノウハウを持っている点に加え、高度な技術を習得せずに直観的に操作できるコンテンツ制作環境、コンテンツ送出・システム運用において自動化機能が充実しているなど、運用・管理負荷が低いことを評価しました。また、「DataCaster M3」のオプション機能として新規開発されたスマートフォン対応の出力プラグイン機能を他社に先駆けて導入し、データ放送と連動した地域情報をスマートフォンなどの携帯端末にも配信可能にしました。

新サービスの概要と特長

新着情報、メニューアイコンを
映像画面にオーバーレイ表示

データ放送では、オーバーレイ技術により、視聴者がdボタンを押さなくても、コンテンツが更新されると映像画面に新着情報として表示します。また、映像画面にデータ放送メニューが分かりやすいアイコンでオーバーレイ表示されているのが特長で、該当のデータ放送コンテンツへ直接遷移することが可能です。

スマートフォン向け連動情報配信では、「DataCaster M3」に収集された地域情報をスマートフォン(iPhone、iPad、Android端末)の専用アプリケーションへも配信し、視聴者が外出先でもデータ放送と同じ地域情報の取得を可能としました。
また、専用アプリは、スマートフォンのGPS機能と連動したルート案内機能も搭載しており、視聴者はデータ放送で得られた地域の店舗やサービス機関などの情報を携帯し、目的地まで迷うことなく容易に辿りつくことが可能となります。
ちなみに、スマートフォン用アプリは、ハートネットワークのサービス用に開発しており、契約視聴者は無料で入手できます。

スマートフォン用アプリ
メニュー画面

GPS機能と連動したルート案内機能で、
情報を取得した施設にスムーズに移動できます

ハートネットワークは、今後、これらサービスを更に充実させることで、加入促進や解約防止に役立てると共に、WiMAXやWiFi関連事業をはじめとするケーブル独自の新しいサービスへと展開させ、放送と通信を融合した地域基幹メディアとして地域社会に貢献していきます。

統合型データ放送ソリューション「DataCaster M3(データキャスター エムスリー)」について

「DataCaster M3」は、プログラミング不要で直感的なアイコン操作だけで利用可能なことから業界のデファクトスタンダードとして広く普及しているBMLオーサリングツールや、ARIB自動変換機能を備えた高機能なCMS(コンテンツマネジメントシステム)、ならびに、拡張性に富んだデータ放送送出装置など、メディアキャストが長年培ったデータ放送に関する「制作技術」、「送出技術」、「運用技術」の3つの技術を統合しています。
データ放送に必要な機能を、高度な技術力やノウハウがなくても簡単に利用できるようにし、また、従来型システムで同等の環境を構築するのに比べて大幅な低価格化を実現しており、専門技術者の人数や予算に限りのある地方放送局、ケーブルテレビ局に最適なソリューションセットです。

スマートフォン連動出力オプションについて

「DataCaster M3」のオプションとして提供される最新の機能で、データ放送コンテンツ用に収集した情報を、専用のスマートフォンアプリケーション(iPhone、iPad、Android端末)へ配信します。データ放送コンテンツで更新や変更が行われた際はも自動的に反映されると共に、専用アプリのホーム画面では、ユーザが情報カテゴリーボタンを任意に選択配置できます。また、専用アプリケーションは、Google Mapを連動させることにより、情報配信された特定の場所へのルート案内機能を搭載しています。この他、ランチャースペースにユーザが複数のアプリケーションやWebリンクを登録できるなど、様々な機能を搭載しています。


株式会社メディアキャスト 概要   

http://www.mcast.co.jp/

株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区)は、デジタルデータ放送分野に特化したソフトウェア開発・販売、受託開発を行う業界唯一のデータ放送専門会社です。BML(Broadcast Markup Language)技術を始め、コンテンツ制作技術や運用システムなど、デジタルデータ放送に求められる専門分野で多くの経験と実績を有し、メディアキャストのデータ放送製品群は、NHK(日本放送協会)、民放各局、地方局、CATV局、ならびにコンテンツ制作会社などで多数採用され、デジタルデータ放送業界のデファクトスタンダード製品として位置付けられています。株式会社ハートネットワーク(本社:愛媛県新居浜市)は昭和63年3月17日設立。平成2年に開局し平成12年にハートネット(ケーブルインターネット)の事業を開始。平成21年4月1日ハートWiMAX(無線通信WiMAX)の事業を開始。愛媛県新居浜市、西条市(約86,970世帯)をエリアにし「地域を愛する心豊かな人々の発見・生活文化に役立つ情報媒体」をコンセプトに地域に密着したコミニティー番組を企画し放送。通信分野ではWiMAXを使用した防災システムを確立し、行政側と協力しながら地域の防災体制強化を図る。
今後、より細かな地域情報を提供できるようスマートフォン等アプリの活用も進めている。


本件に関する問い合わせ先

株式会社 ハートネットワーク
担当: 業務局企画課 渡邊 由佳
Email: info@hearts.ne.jp
TEL: 0897-32-7777
FAX: 0897-32-6789

株式会社メディアキャスト
担当: 杉本
Email: pr@mcast.co.jp
TEL: 03-6892-3211
FAX: 03-6892-3212

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