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2023.12.11

テレビ埼玉では、2023年12月のマスター設備更新に於いてIPマスター設備を導入された。
当設備は、局内に入力される全ての信号を今後主流となる伝送方式「SMPTE 2110」にてIP化し、マスター及び各サブに分配している。
回線、サブ、マスターこの全てを「SMPTE 2110」準拠のIPで結合させたシステムは、地上波放送局では初と思われる。



この新IPマスター設備導入に併せ、データ放送設備も刷新し『DataCaster CloudM3』を導入した。
新設備により 上位自動連携によるCM制御はもちろんのこと、営放システムからの番組情報と連携することで自動的にコンテンツを切り替えることが可能となり、イベントメッセージ発火機能による番組連動、マルチサービス機能を使ったサブチャンネル独立コンテンツなど、新設備の機能を駆使した自由度の高いコンテンツ設計が可能となっている。




今回の新データ放送設備導入では既存コンテンツでの運用に留め、今後 テレビ埼玉では、 新設備『DataCaster CloudM3』の強力なCMS機能を使って運用負荷の軽減や効率化と共に、双方向番組や緊急情報オーバーレイなど、データ放送帯域をフルに活用しコンテンツの拡充を図る予定である。

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