DataCaster CloudM3(データキャスター クラウドエムスリー)とは
地上テレビ局やケーブルテレビで圧倒的な納入実績がある統合型データ放送システムソリューション「DataCaster M3」のクラウド版で、更なる運用効率と低コスト化を実現しました。DataCaster CloudM3の特長
DataCaster M3の運用装置(CMS機能)をクラウド化
データ放送特有な機能が搭載されたCMSをクラウド上で処理することで、運用効率向上と共に局内設備を最小限に抑え、省スペース化と省電力化、そして低コスト化を実現しています。機能制限フリーな構成
送出機能と監視機能を局内に設置することで、従来のDataCaster M3が持つ機能を全て継承しており機能制限を一切受けません。容易な情報取得先追加と、最小限のセキュリティリスク
コンテンツ追加に伴う自動情報取得先追加の際も、当社側で接続設定を行うだけで容易に追加接続が可能です。 また局内ネットワークへのアクセスが一本化されることでセキュリティーリスクが最小限に抑えられます。ネットワーク障害時のバックアップ機能
送出機能と監視機能を局内に設置してあることで、クラウドサービス間のネットワーク障害が発生した場合でもTS出力を継続することが可能です。さらに監視機能では一定間隔でのクラウド上のコンテンツ情報のバックアップ機能を備えており、障害による影響を最小限に抑えることが可能です。大幅な導入コスト削減と、資産管理の効率化
クラウド化によりシステム導入時の費用も大幅に軽減され、その後は月額運用費用とすることで、経理上の資産管理などの効率化を図ることが可能です。 さらには複数局で使用することでクラウド化のメリットが大幅に活かされ、コンテンツ共有やコスト削減にも効果的です。DataCaster CloudM3の仕組み


主な機能
装置 | 機能 | 内容 |
---|---|---|
運用装置機能 (クラウド) |
自動更新機能 | 天気情報や交通情報など、コンテンツプロバイダより配信される情報を、自動的に情報更新する機能 |
手動更新機能 | WEBブラウザより入力した情報を更新する機能 | |
ARIB画像変換機能 | ARIB規格に準拠したJPEG/PNGを生成する機能 | |
バイナリーテーブル変換機能 | ARIB規格に準拠したバイナリーテーブルを生成する機能 | |
ARIB規格文字チェック機能 | ARIB規格に準拠していない文字を検出する機能 | |
使用禁止文字チェック機能 | ユーザーが設定した情報に基づき、使用できない文字を設定する機能 | |
文字置換機能 | ユーザーが設定した情報に基づき、特定の文字列を置換する機能 | |
配信スケジュール機能 | 情報を配信する時間、および配信を終了する時間を設定する機能 | |
情報連携機能 | ホームページ、メール、TVCMLなどの情報と連携する機能(※要カスタマイズ) | |
情報更新承認機能 | WEBブラウザより入力した情報に対して、承認行為を行う機能 | |
ユーザー管理機能 | 情報入力が可能なユーザーを管理する機能 | |
QRコード生成機能 | URLから自動でQRコード画像を生成する機能 | |
プレビュー機能 | データ放送の画面イメージで入力したテキストを確認する機能(※要カスタマイズ)機能 |
装置 | 機能 | 内容 |
---|---|---|
送出兼監視装置 | データカルーセル生成機能 | ARIB規格に準拠したデータカルーセルを生成する機能 |
TS送出機能 | データESをMPEG2-TSで送出する機能 | |
番組スケジュール機能 | データ放送コンテンツのスケジュールを設定する機能 | |
イベントメッセージ発火機能 | 汎用イベントメッセージを発火する機能 | |
モジュールアップデート機能 | モジュール単位での更新を行う機能 | |
アンタイムテイク機能 | アンタイムカルーセル、アンタイムイベントメッセージを送出する機能 | |
ルート証明書機能 | ルート証明書を送出する機能 | |
サービス監視機能 | システムサービスの死活監視をする機能 | |
ログ管理機能 | システムのログの管理をする機能 | |
メール通知機能 | 異常時にメールを通知する機能 | |
SNMP監視機能 | SNMPによる監視機能 | |
緊急時予備運用装置機能 | 運用装置機能(クラウド)への接続が出来ない(回線断)などの緊急時に予備運用装置として使用出来る機能 | |
運用装置バックアップ機能 | 運用装置機能(クラウド)の設定情報及び収集情報を定期的にバックアップする機能 | |
コンテンツ制作環境 | 固定受信機向けオーサリングソフト ワンセグ受信機向けオーサリングソフト | 一般社団法人電波産業会(ARIB)が策定した地上デジタルデータ放送規格、及び運用規定(ARIB STD-B24、ARIB TR-B14 )、BS/広帯域CSデジタル放送運用規定(ARIB TR-B15)に準拠したBMLオーサリングツールです。 |