デジタル放送やブロードメディア関連のリーディングカンパニー「メディアキャスト」

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2004年 プレスリリース

2004.11.10

メディアキャスト、データ放送用運用システムの新バージョン「DDC-Cue Ver2.0」を発表

~地方局がデータ放送サービスを容易に運用できる各種新機能を搭載~

株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区恵比寿1-5-8、電話: 03-5475-5126、代表取締役: 杉本孝浩、資本金: 1,000万円、http://www.mcast.co.jp/ )は、デジタルデータ放送用BMLテンプレート型コンテンツ更新システムDDC-Cueの新バージョン「DDC-Cue Ver2.0」(ディディシーキューバージョン2.0)を発表しました。
メディアキャストでは、今後デジタル化を進めていく地方局、独立UHF局、CATV局に、DDC-Cue Ver2.0を積極的に販売する予定です。
メディアキャストは、11月17日(水)~19日(金)に日本コンベンションセンターで開催される2004 国際放送機器展(InterBEE 2004)に出展し、DDC-Cue Ver2.0を初公開する予定です(出展小間: 5109)。
DDC-Cueは、あらかじめ作成されたBML(Broadcast Markup Language)で記述された画面テンプレートに、テキスト情報と画像情報を更新するシステムで、データ放送に必要な各放送規格やデータフォーマット変 換(テキスト、画像など)は、DDC-Cueが全て自動的に変換します。これにより、運用担当者はデータ放送に必要な技術的知識や放送規格を意識すること なく、ウェブブラウザ経由で誰でも簡単にデータ放送コンテンツの更新運用が可能です。
DDC-Cue Ver2.0では、従来バージョンに加えてデータ放送運用に必須のシステムである、コンテンツ自動更新機能を搭載しました。コンテンツ自動更新機能は、気 象情報や運行情報など、コンテンツ供給会社などから配信される画像データやテキストデータから、自動的にARIB規格準拠のデータを生成し送出装置に配信 する機能です。さらに、大幅なGUIの改善と共に、AdobeR Photoshopで制作された画面デザインから、容易にBMLテンプレートを制作できるテンプレートエディターの搭載、放送局の運用に必要な多数の機能 を付加するなど、放送局が容易にデータ放送サービスを開始できる、各種機能を多数搭載しました。

DDC-Cue Ver2.0の新機能

・気象情報や報道情報などに必須な人手を割く必要がないコンテンツ自動更新機能の搭載
・各種機能のアイコン化などの大幅なGUIの改善
・AdobeR Photoshopで制作された画面デザインから、容易にBMLテンプレートが制作可能なテンプレートエディターを搭載
・放送局の運用に必要な多数の機能を付加

稼働条件

1. 制作管理サーバ
○ PentiumR 4(2.8GHz)以上
○ 1GB Memory以上
○ 80GB Disk以上
○ WindowsR 2000 Server(IIS 5.0以上)
2. 管理端末&データ入力端末
○ Internet Explorer? 6.0以上を搭載していること

DDC-Cue製品概要

DDC-Cueは、BMLやデータ放送規格などの特別な技術を習得することなく、最低限のスタッフで容易にデータ放送画面を更新可能とする、テンプレート 差換え型コンテンツ更新システムです。データ放送画面制作に必要な専門的な処理(BTB変換、画像変換、レイアウト編集ほか)は、DDC-Cue制作サー バで一括自動処理することにより、あらかじめ用意されたBMLテンプレートに随時テキスト情報と画像情報を更新することが可能です。気象情報や報道情報な ど、タイムリーに入力されてくる自動運用系データは、制作サーバで一括自動化処理を行うことで、人手を割くことなくデータ放送画面の更新が可能な完全自動 化システムが実現します。
敏速性が要求される報道用コンテンツの更新や、スポンサーなどの広告画面の切り替え、更にはデータ放送では最も重要である緊急災害時のデータ更新な どの手動系運用データは、日常使用しているインターネットブラウザ(Internet Explorer)を使ってDDC-Cueへログインし、あらかじめ作成された画面テンプレートを選択しながらコンテンツデータを入力し、スケジューラへ 登録することで容易にデータ放送画面の更新が可能です。
送出装置には、バイナリーデータと画像のみを送信し更新するため、送出装置との接続性も容易です。また、誰でも簡単にBMLテンプ レートが制作できるように、DDC-Cueにはテンプレートエディターがバンドルされており、AdobeR Photoshop等で制作された画面デザインを容易にBMLテンプレートとして使用することが可能です。

DDC-Cue製品開発の背景

2006年末本格開始予定の、放送のデジタル化準備が進むなかで、放送局にとって新規放送サービスであるデータ放送は、社団法人電波産業会 (ARIB)で規格されたデータ放送規格に準拠したコンテンツ制作と運用が必須であり、そのための機材設備や制作費が高価であることと、放送局としては人 件費を含む高価な設備投資の割には新たな具体的なビジネスモデルの確立が未だ生み出せない状態にあります。
しかし、データ放送が双方向機能と共に通信と融合可能な唯一のメディアであることや、地上波デジタル放送が最も重要な役割を担うこ とになる災害情報や交通情報、自治体情報などは、同報性と速報性を兼ね備えたデータ放送が一番適しています。デジタル化を進める放送局やCATV局にとっ て、効率の良い制作運用システム導入の必要性と共に、特別な技術を習得せず誰でも容易にコンテンツ更新が可能なシステムが求められています。

 


株式会社メディアキャストについて

株式会社メディアキャストは、デジタルデータ放送分野に特化したソフトウェア開発・販売、受託システム開発を行う独立系システム開発会社です。メ ディアキャストは、グラフィックス、画像処理、BML(Broadcast Markup Language)など、デジタルデータ放送に求められる専門分野で、多くの経験と実績を有しており、独自開発したデータ放送製品群は、NHK(日本放送 協会)をはじめ関西テレビ放送など民放各局、コンテンツ制作会社などで多数採用され、デジタルデータ放送業界のスタンダード製品として位置づけられていま す。
ロゴ、SceneCreator DD、Foliage、MIC-Lib、ShotMUX、DDC-Cueは、株式会社メディアキャストの登録商標・商標です(申請中含む)。その他の登録 商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。

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