デジタル放送やブロードメディア関連のリーディングカンパニー「メディアキャスト」

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2004年 プレスリリース

2004.11.2

メディアキャスト、データ放送用検証ソフト新バージョン「ShotMUX Ver2.0」を発表

~映像素材を含めたデータ放送コンテンツ検証を市販受信機で実現~

株式会社メディアキャスト(本社: 東京都渋谷区恵比寿1-5-8、電話: 03-5475-5126、代表取締役: 杉本孝浩、資本金: 1,000万円、http://www.mcast.co.jp/ )は、デジタルデータ放送用簡易実機検証ソフトウェアShotMUXの新バージョン「ShotMUX Ver2.0」(ショットマックス ツー)を発表しました。価格は従来どおり300万円(税込み315万円)で、2005年1月から出荷開始の予定です。

メディアキャストでは、今後デジタル化を進めていく地方局や独立UHF局、さらにCATV局へ積極的に販売していくと共に、今後需 要が急速に加速すると予測されるBML を応用したPDP(Plasma Display Panel)ベースの双方向機能を持つ情報告知システム向けコンテンツ収録システムとして、ShotMUX Ver2.0の積極的な販売促進活動を展開します。メディアキャストは、11月17日(水)~19日(金)に日本コンベンションセンターで開催される 2004 国際放送機器展(InterBEE 2004)に出展し、ShotMUX Ver2.0を初公開する予定です(出展小間: 5109)。

ShotMUX Ver2.0主な特徴

ShotMUXは、デジタルデータ放送用に制作されたコンテンツを、市販のデジタル放送受信機で動作確認を行うことができる簡易実機検証ソフトウェ アです。ShotMUXは、デジタルデータ放送用番組記述言語のBCML (Broadcast Contents Markup Language)で記述された、デジタルデータ放送用番組コンテンツの多重化処理を行い、TSファイル(Transport Stream)を生成し、IEEE1394インターフェイス経由で民生用AV-HDD(AV用ハードディスク)装置に出力するソフトウェアです。
ShotMUX Ver2.0では、従来バージョンに加えて新たに本線映像と同等のHDやSD映像素材(MPEG2-TS)が入力可能となったことで、BCMLで記述され たデータ放送用番組コンテンツと、MPEG2-TSとの再多重化処理が可能となりました。ShotMUX Ver2.0により、制作者はBMLやBCMLで記述されたデータ放送用番組素材と、ノンリニア編集装置等で編集し出力された本線映像素材を含めた、市販 のデジタル放送受信実機による検証が容易に行うことができます。また、メディアキャストのBML編集ツール「Foliage」と併用することにより、 BML編集から実機検証までをシームレスなGUI操作環境で、効率良いデータ放送コンテンツ制作が可能です。

稼働条件

・CPU : PentiumR4 2.8GHz以上
・メモリ : 1GB以上
・OS : WindowsRXP Professional/Home(日本語版)
・HDD: 40MB以上(別途コンテンツ保存領域が必要)
・IEEE1394インターフェイス(OHCI準拠)
・AV-HDD装置(アイオーデータ社製 Rec-POT)
※ 稼動条件は、製品出荷時に予告なく変更される場合があります。

ShotMUX開発の背景

データ放送用コンテンツ制作工程のなかで、デジタル放送受信実機による動作検証は最も重要な制作工程であり、従来の実機動作検証ではTS信号を直接 受信する特殊改造受信機で検証する方法しかありませんでした。しかし、市販受信機はファームウェアが随時アップデートされているのに対して、特殊改造受信 機ではアップデートされないなど、視聴者と同じ環境でコンテンツの動作確認やTVの描画状態が確認できないことや、特殊改造受信機を含む実機検証システム が高価なことから、放送局や制作会社にとって制作設備投資の障害や制作コスト削減妨げの要因となっています。
ShotMUXにより、実際の視聴者と同じ環境でほとんどのメーカーの市販デジタル放送受信機を使用し、本線映像を含めたコンテン ツの動作検証が可能となると共に、デジタルデータ放送用コンテンツ制作環境の大幅なコスト削減が実現します。ShotMUXの導入で、デジタルデータ放送 サービス開始を予定している地方放送局や独立UHF局、CATV局等は、最小限の設備投資でデジタルデータ放送用コンテンツ制作環境を構築することが可能 となります。

 


株式会社メディアキャストについて

株式会社メディアキャストは、デジタルデータ放送分野に特化したソフトウェア開発・販売、受託システム開発を行う独立系システム開発会社です。メ ディアキャストは、グラフィックス、画像処理、BML(Broadcast Markup Language)など、デジタルデータ放送に求められる専門分野で、多くの経験と実績を有しており、独自開発したデータ放送製品群は、NHK(日本放送 協会)をはじめ関西テレビ放送など民放各局、コンテンツ制作会社などで多数採用され、デジタルデータ放送業界のスタンダード製品として位置づけられています。
ロゴ、SceneCreator DD、Foliage、MIC-Lib、ShotMUX、DDC-Cueは、株式会社メディアキャストの登録商標・商標です(申請中含む)。その他の登録 商標・商標は、それぞれの所有者にその権利が帰属します。記載内容は予告なしに変更される場合があります。

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