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2015年 プレスリリース

2015.12.21

メディアキャスト、 IPTVフォーラムへハイブリッドキャストコンテンツ試写装置を納入

~容易なコンテンツ動作検証環境が実現し、ハイブリッドキャストの普及に拍車を掛ける~

株式会社メディアキャスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:杉本 孝浩)は、ハイブリッドキャストの技術仕様策定・普及を担う一般社団法人IPTVフォーラム(東京都港区、理事長:村井 純)向けにハイブリッドキャストのコンテンツ試写装置を開発し、納入したことを発表します。

本装置は、IPTVフォーラムに常設され、2016年1月より本格稼働開始する予定です。IPTVフォーラムは、フォーラムメンバーや届出済みアプリケーション開発者などが本装置を利用できる環境を提供し、ハイブリッドキャストの普及促進に役立てる計画です。また1月15日にIPTVフォーラムが開催する「第1回ハイブリッドキャスト開発セミナー」にて、本装置を使ったハイブリッドキャストコンテンツ制作環境として紹介します。

今回納入した装置は、メディアキャストのハイブリッドキャスト用HTML5コンテンツ制作ツール「amphiobious (アンフィビアス)」、およびデータ放送用受信機検証システム「ShotMUX complete (ショットマックス コンプリート)」をベースに開発しており、以下のような特長があります。
 PC上での技術規格チェックと受信機エミュレーション
IPTVフォーラムが策定するブラウザ仕様や運用規格に準拠しており、制作されたHTML5コンテンツのハイブリッドキャスト技術規格に対するチェックや、受信機エミュレーション機能による疑似動作検証、デバッグまでを一貫して行えます。
 放送波を使わずに試写可能
放送シミュレータ装置として、ハイブリッドキャストコンテンツを、市販のハイブリッドキャスト対応テレビ受信機でプレビュー(試写)して動作検証することが可能です。
メディアキャストは、データ放送のコンテンツ制作・運用システムなどの製品で多くの経験と実績があり、地上波各局、BSデジタル各局、ケーブル事業者、制作会社などに広く受け入れられ、デファクトスタンダードの地位を確立してきました。特にコンテンツ動作検証については、NHKや各民放局では外注先であるコンテンツ制作会社に対し、納品受入れの際にメディアキャストの制作ツールでの動作検証済みであることを条件とするなど、その検証機能は高い信頼を得ています。
また、新しい放送サービスであるハイブリッドキャストにも迅速に対応して製品・機能を追加しており、これまでNHKや各民放での番組制作や運用実績も多く、最近では以下のような先進的な取り組みを支援してきました。
・サンテレビ「マルチアングル・ライブストリーミング中継実験」
http://sun-tv.co.jp/kobe_marathon2015/hybridcast

今回、こうした実績と技術が、ハイブリッドキャストを広く普及させるために活動するIPTVフォーラムから高く評価されたもので、今後、幅広い利用者のフィードバックを反映して、地方局やケーブルでも容易に使いこなせる、導入しやすいツールの開発が期待されています。
メディアキャストは、データ放送からハイブリッドキャストまでをカバーする国内唯一の専門会社として、今後のハイブリッドキャストの普及に貢献していきます。

※ハイブリッドキャスト用HTML5コンテンツ制作ツール「amphiobious」の詳細は以下をご参照ください。
http://www.mcast.co.jp/press/pr/193.html
※データ放送用受信機検証システム「ShotMUX complete」の詳細は以下をご参照ください。
http://www.mcast.co.jp/product/shotmux.html

「第1回ハイブリッドキャスト開発セミナー」について

主催: 一般社団法人IPTVフォーラム
日時: 2016年1月15日(金)
内容: 【午前の部】10:30~12:30 「ハイブリッドキャストの概要を理解」
【午後の部】13:30~16:30 「ハイブリッドキャストのアプリを実際にテレビで動作させるまでの体験」
場所: 一般財団法人電波技術協会
神奈川県川崎市麻生区 (小田急線 新百合ヶ丘駅すぐ)
※詳細・お問合せ・参加申込は以下のURLをご覧ください。
http://www.iptvforum.jp/info/2015/12162025.html

一般社団法人IPTVフォーラムについて

http://www.iptvforum.jp/

一般社団法人IPTVフォーラムは、「IPTVサービス」及びハイブリッドキャスト技術仕様に則った「次世代スマートテレビサービス」の実現・普及を図るための事業を行っています。これらのサービスの実現に必要な送信・受信に関する規定、受信機仕様、また関連する技術仕様等の策定・運用等を行うとともに、共通課題の検討や社員の技術力の向上などの取り組みにより、「IPTVサービス」「次世代スマートテレビサービス」の高度化を促進し、利用者の利便性の向上に寄与することを目的としています。


株式会社メディアキャストについて

http://www.mcast.co.jp/
株式会社メディアキャストは、デジタルデータ放送分野に特化したソフトウェア開発・販売、受託開発を行う業界唯一のデータ放送専門会社です。BML(Broadcast Markup Language)技術を始め、コンテンツ制作技術や運用システムなど、デジタルデータ放送に求められる専門分野で多くの経験と実績を有し、メディアキャストのデータ放送製品群は、NHK(日本放送協会)、民放各局、地方局、CATV局、ならびにコンテンツ制作会社などで多数採用され、デジタルデータ放送業界のデファクトスタンダード製品として位置付けられています。


報道関係お問い合わせ先

○株式会社メディアキャスト
担当: 杉本 孝浩
TEL: 03-6892-3211 / Emaill: pr_atmark_mcast.co.jp

※電子メールアドレスには、スパムメール防止のため「@」を「_atmark_」と表示しております。
メール送信の際には、「_atmark_」を「@」に置き換えて下さい。

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